大学院生活いちにちめ

大学院での勉強や自分の研究について発信できたらいいなあと思っています。専門は言語学(生成文法理論)で主に子どもの言語習得について研究しています。4月からM1

お茶の水女子大学大学院合格体験記2、外国語編①

こんにちは。

今週木・金と2つの発表をどうにか乗り越えました。もっちーです。

 

今回は「合格体験記2、外国語編①」ということで外国語試験(フランス語)の勉強をどうしていたのかについて書こうと思います。

 

私は試験が2/5、2/6とかなり遅かったので(比較社会文化学専攻は一般試験が2月しかない)それを踏まえたうえで読んでください!

 

外国語編があるということは専門科目編もある(予定)なのですが、専門科目の勉強にちゃんと取り組んだのは秋以降なので、前期は外国語(フランス語)の勉強しかしていません。

 

試験科目について

まず、比較社会文化学専攻の試験は外国語試験(90分)と専門試験(120分)の2つに分かれています。

配点は100点/100点ですが、外国語は49点未満だと足きりで不合格になります。非情です。

 

外国語試験は英語、フランス語、ドイツ語、中国語の4つの中から選べますが、英文志望は英語以外の3つから選ばなければなりません。。。

私は大学1年生のときに第2外国語がフランス語だったので、試験はフランス語の試験を受けました。

 

難易度的には先輩からは「フランス語は準2級程度の力があれば大丈夫」と言われたので、それを目安に単語や問題集に取り組みました。(また後で詳しく説明します)

ドイツ語の難易度の目安についてはあまり聞いたことがないのですが、先輩たちの話を聞いてみると中国語がいちばん簡単だそうです。

大1のときに中国語選択じゃない人でも5・6月くらいから試験前まで勉強すれば余裕で合格できる、と言っていました。

なので思い切っていちから中国語を勉強してみるのもありかもしれません。

 

ちなみにフランス語の試験は仏文和訳2~3問のみです。(詳しくは過去問を見てもらうとわかりやすいと思います。)

なので基本的に仏文和訳特化で勉強していたため、「書く・話す・聞く」に関しては全くできません!!

本当は全部をまんべんなくやるのが理想なんでしょうが、卒論や教育実習もあり忙しかったのと、やっぱり後半は「落ちたらどうしよう」という不安から+αのところまで取り組む余裕がなくなってきてしまったんですよね。。。

 

それでは、次からは1年間のフランス語の勉強を振り返っていこうと思います。

 

学部4年次のフランス語のスペックについて

  • 学部1年のときに1年間「基礎フランス語」の授業で初級文法を勉強
  • 1年の秋に仏検4級取得
  • 2~3年次にはフランス語の勉強0

 

4月~

  • 「発展フランスI」を履修

4年前期には発展フランス語という授業を履修していました。

授業内容としてはフランス語の長文を読んで1文ずつ和訳していく(+Exercise1ページ)をこなしていきました。(使った教材は写真参照)

 

教材の難易度はそこまで高くないので、単語の意味がわかればわりとイケます笑

実際2年間ブランクがあっても普通についていけました。

 

授業は聴講でも構わないとは思いますが、聴講の授業は総じて最後のほうには行かなくなってしまうので、前期は履修、後期は聴講(卒論が第一なので!)とかがちょうどよいと思います。

 

また、単語も文法もあやふやな状態だったので、辞書で意味を調べたり参考書を読んだり、注もバリバリに参照して和訳をしていました。

 

ここでは「文法事項を思い出すこと」と「フランス語の長文を読むこと」に慣れるのを目標にしていました。

 

 

6月~

(このあたりは5月ぐらいに取り組んでいたと思っていたんですが、ノートを見返してみたら6月からでした。5月は授業以外フランス語やってなかったんですかね…??)

 

  • 初級文法の復習

最初に文法の復習に使ったのはこちらです。

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白水社「フランス文法はじめての練習帳」(¥1,728)

 

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白水社フラ語入門、わかりやすいにもホドがある!(CD付・改訂版)」 (¥1,728)



フラ語入門~」は先輩が使っている参考書を借りました。

初級文法の基本的なところが全31チャプターでわかりやすく説明されています。

ただ、こちらは問題数が少ないので実践も兼ねて「練習帳」の方を買いました。

 

帯の紹介によると、「練習帳」の対象は仏検5~3級とわりと広めです。

 

「練習帳」は見開き1ページで文法の解説→基礎練習1・2→応用問題となっています。

進め方としては、1チャプターにつき、

「練習帳」を参考に文法事項をルーズリーフにまとめる→「フラ語入門」の該当箇所を読んで必要なら補足→基礎問題1・2

というふうに進めていました。応用問題に取り組んだのは2週目以降です。

 

この時期はまず「記憶を呼び起こす」ことを目標に6月末までには「練習帳」を1周することを目標にしていました。

「練習帳」は全20チャプターなので1日1チャプターくらいのペースで進めていくとちょうど1か月くらいで終わると思います!

 

7月~

(なぜなのかは忘れてしまったんですが、7月前半はあまり院試の勉強に取り組めていなくて、第2週くらいから再開してます)

 

  • テスト勉強

7月第4週にはフランス語の授業のテストがあったので、7月はそれにむけての勉強が中心でした。(練習帳はおやすみしてました)

注や辞書を見ないで本文の和訳+Exerciseの正誤問題を2~3週すればテストは大丈夫だと思います。

授業の時は単語の意味とかはあまり覚えようと意識してなかったんですが、テスト勉強を通じてちょっとは覚えられました。

 

  • 単語の勉強

7月の半ばから単語帳を使って勉強していました。使っていた単語帳はこちらです。

 

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白水社仏検3・4級必須単語集―petits pois (<CD+テキスト>) 」 (¥1,728)

この単語帳も先輩から借りました。が最近またフランス語を勉強したいので買おうか検討中です。(余談)

 

 

こちらの単語帳は例文形式の単語帳になっています。

4級のパートで例文が100個、3級のパートも例文が100個で、単語数的には700前後だったと思います。

最初はフランス語の単語力が0に等しかったので、ひたすら単語をノートに書いていました。

 

ですが最終的には

例文をCDで聴く→例文を音読する→単語をノートに書く(1単語1行くらい)

というやり方がいちばんだなと気づいたので、CDは聴いた方がいいと思います。

 

ペースとしては、7月は1日例文10個、だいたい30~40語ずつやっていました。ちなみに7月は4級の単語しかやってません。(3級に着手したのは10月くらいからだったはず)

 

単語力0だったので、最初は単語を覚えるというよりも「見たことのある単語を増やす」を目的にしていました。

3周目くらいになると覚えてきた単語も増えてきて、4周目以降は覚えきれていない単語を重点的に取り組むと効率的です。

 

 

最初はわからない単語だらけで、4級の単語でも全然わからない状態なのに本当に院試大丈夫なのだろうか…と不安になりますが、コツコツ続ければ大丈夫です!!絶対!!

 

積み重ねって本当に偉大なもので、単語400個弱覚えるって考えるととてつもなく大変な気がしますが、1日40個ずつやると10日で1周、1か月で3周はできちゃうんですよね。(もちろん計画通りにいかないことも多いので単純計算の話ですが)

余裕をもって見積もっても、3か月後(10月)には6周できてたら相当単語は身についてくると思うので、「無理かも…」という不安に負けず、とにかく目の前のことをやっていきましょう!

 

8月~

積み重ねの話をした矢先に申し訳ないんですが、8月はあんまり勉強できませんでした。。。

8月後半から教育実習があったり、レポートの締切が8月末までだったりと忙しかったです。

「院試の勉強もやらなきゃいけないのに全然できていない…」と思いつめるとメンタル的にあまりよくないので、8月後半から教育実習がある人は割り切って8月は院試のことはいったん忘れるとかでもいいと思います!

 

いちおう8月の前半は細々と勉強していたので、それも含めて8月~12月(卒論提出まで)は次回書こうと思います。

 

それでは~